新着情報|犬山市の社会保険労務士事務所【髙木隆司社会保険労務士事務所】
「障害年金」の実務(相談・申請)に大きな影響を与える専門家検討会の最新動向
- 2015.07.06
- 7/2(木)に第5回の「精神・知的障害に係る障害年金の認定の地域差に関する専門家検討会」が開催されました。
【専門家検討会(第5回)資料】
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000090522.html
この検討会では、地域差が大きな問題となっている障害年金の認定基準等について議論が行われ、「等級判定のガイドライン」の策定が予定されています。
第5回検討会で示された資料では、「等級判定のガイドライン等について」が最新版に更新されています(前回は全9ページだったものが全14ページに増えている)。
【等級判定のガイドライン等について】
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12501000-Nenkinkyoku-Soumuka/0000090521.pdf
上記資料では、「等級判定のガイドラインの基本的な考え方」「障害等級の認定状況」「等級の目安の構成」等が示されているほか、「等級判定のガイドラインの作成とあわせて、本人の日常生活能力を把握するために必要な情報を得られるよう、以下の2点について検討してはどうか」との提案がなされました。
ここでいう「2点」とは、次の2点です。
1.診断書を作成する医師向けに、診断書の記載要領を作成する。
診断書を作成する医師向けに、「日常生活能力の程度」及び「日常生活能力の判定」を評価する際の参考を示すとともに、それ以外の各欄の記載にあたって留意すべきポイントなどを示した記載要領を作成してはどうか。
2.日常生活状況をより詳細に把握するため、提出資料の見直しを行う。
現行の提出資料(診断書、病歴・就労状況等申立書など)のほかに、詳細な日常生活状況について、本人や家族等が詳しく記載する提出資料を追加してはどうか。
次回検討会の開催日程は未定となっていますが、障害年金の(相談や申請)実務に大きな影響を与えることとなる内容ですので、検討会における今後の議論の動向に注目しておきましょう!
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