新着情報|犬山市の社会保険労務士事務所【髙木隆司社会保険労務士事務所】
厚労省による「ブラック企業」の定義は?「ブラック企業」と言われないようにするための注意点は?
- 2016.02.28
- 厚生労働省が開設している労働条件に関する総合情報サイト「確かめよう 労働条件」内に労働条件に関する疑問に答えるQ&Aが掲載されていますが、このQ&Aに「ブラック企業」に関する質問と回答が追加されました。
【Q&A】
http://www.check-roudou.mhlw.go.jp/qa/index.html
ブラック企業についてはここ数年マスコミ報道等で大きな話題となっていますが、明確な定義付けはなされていません。
以下のQ&Aを読めば厚生労働省がどのように考えているのかがわかりますので、チェックしておきましょう!
【Q】「ブラック企業」ってどんな会社なの?
【A】
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、①労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、②賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
このような企業に就職してしまった場合の対応としては、第一義的には会社に対して問題点の改善を求めていくことが考えられます。しかしながら、新入社員が単独で会社に問題点の改善を求めて交渉等をするのは現実的には非常に難しいと考えられます。したがって、問題点に応じて、外部の関係機関や労働組合に相談することも有効な手段と考えられます。
【Q】「ブラック企業」と言われないためにはどうすれば良いの?
【A】
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、①労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、②賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
したがって、企業としては、このような問題点が生じないよう、企業全体でコンプライアンス意識を高く持ち、労働条件、就業環境を改善していくことが大切です。
確かめよう 労働条件(厚生労働省)
http://www.check-roudou.mhlw.go.jp/
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