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知識の整理に役立つ!「同一労働同一賃金」に関する現行制度や裁判例がまとめられた厚労省作成資料

2016.04.05
 3/23に厚生労働省で「同一労働同一賃金の実現に向けた検討会」の第1回会合が開催されましたが、同省が作成した関連資料が公開されています。

【厚生労働省提出資料】
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11601000-Shokugyouanteikyoku-Soumuka/0000117327.pdf

 この資料は全50ページで、以下の構成となっています。

◆資料目次
① 日本の現行制度・運用・裁判例
② 非正規雇用と格差の現状
③ 賃金制度の実態
④ 同一労働同一賃金が求められる社会背景

 このうち①においては「同一労働同一賃金に関する現行制度」、「均等・均衡待遇に関する規定の全体像」、「関連法律の主な改正経緯」等が掲載されています。

 また、雇用形態の違いによる賃金格差等をめぐり争われた主な裁判例(下記参照)の事案概要、原告の勤務実態、裁判所の判断等がまとめられているなど、「同一労働同一賃金」についての知識整理に役立ち、実務上も有用な内容が満載となっている資料ですので、ぜひダウンロードしてご確認ください。

◆主な裁判例
・丸子警報器事件(平成8年長野地裁判決)...パートトタイム労働法第8条・第9条、労働契約法第20条の規定がない時期の判決
・日本郵便逓送事件(平成14年大阪地裁判決)...パートタイム労働法第8条・第9条、労働契約法第20条の規定がない時期の判決
・京都市女性協会事件(平成21年大阪高裁判決)...パートタイム労働法第9条(現行。いわゆる均等待遇)の規定があり、同法第8条(現行。いわゆる均衡待遇)・労働契約法第20条の規定がない時期の判決
・ニヤクコーポレーション事件(平成25年大分地裁判決)...パートタイム労働法第9条、労働契約法第20条の規定があり、パート労働法第8条の規定がない時期の判決


同一労働同一賃金の実現に向けた検討会(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syokuan.html?tid=339702

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