新着情報|犬山市の社会保険労務士事務所【髙木隆司社会保険労務士事務所】
「同一労働同一賃金」の導入により企業の現場ではどのような事態が起きるのか?
- 2016.07.14
- 東京商工リサーチが今年5~6月に実施した「2016年『賃上げ、同一労働同一賃金』に関するアンケート調査」の結果が発表されました(6/29)。
◆『賃上げ、同一労働同一賃金』に関するアンケート調査
http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20160629_01.html
この中で「『同一労働同一賃金』の導入は雇用現場でどんな事態を想定されますか?」という質問に対する回答の上位は以下の通りとなっています。
・「職務・職種の細分化」(36.2%)
・「賃金水準の引き上げ」(28.4%)
・「非正規従業員の増加」(20.2%)
・「転職者の増加」(17.3%)
・「賃金水準の引き下げ」(16.3%)
・「生産性の向上」(12.9%)
上記以外では「中小企業では浸透しない(理由をつけて実施しない)」や「配置転換の横行」などといった否定的な意見、「職場内の人間関係の安定化に繋がる」といった前向きな意見もあったとのことです。
いずれにして、年内に出されると言われている同一労働同一賃金に関するガイドライン、来年実施されると言われている関連法の改正(労働契約法、パート労働法、労働者派遣法)の動向に注目しておきましょう。
同一労働同一賃金の実現に向けた検討会(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syokuan.html?tid=339702
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