新着情報｜犬山市の社会保険労務士事務所【髙木隆司社会保険労務士事務所】
注目の「労働基準法改正法案」の動向は？
- 2016.10.02
- 9/26、臨時国会（第192回国会・臨時会）が召集されました。
◆参議院ホームページ
http://www.sangiin.go.jp/
平成27年通常国会に提出されたものの未だ成立に至っていない「労働基準法改正法案」の動向が注目されますが、厚生労働省「仕事と生活の調和のための時間外労働規制に関する検討会」第１回会合で配付された資料に改正法案の概要が掲載されていますので、確認しておきましょう。
【平成27年通常国会提出の労働基準法改正法案】
http://www.mhlw.go.jp/.../05-Shingikai-1120100.../0000136359.pdf
現時点で挙がっている改正項目は次の通りです。
Ⅰ 長時間労働抑制策・年次有給休暇取得促進策等
１．中小企業における月60時間超の時間外労働に対する割増賃金の見直し
２．著しい長時間労働に対する助言指導を強化するための規定の新設
３．一定日数の年次有給休暇取得の確実な取得
４．企業単位での労働時間等の設定改善に係る労使の取組促進
Ⅱ 多様で柔軟な働き方の実現
５．フレックスタイム制の見直し
６．企画業務型裁量労働制の見直し
７．特定高度専門業務・成果型労働制（高度プロフェッショナル制度）の創設
なお、平成27年2月13日の労働政策審議会建議に基づき、法案成立後、厚生労働省令で３６協定における特別条項の様式を定め、当該様式に健康確保措置を記入する欄を設けるなど、時間外労働規制を強化することとなっていますので、こちらにも注目が集まりそうです。
仕事と生活の調和のための時間外労働規制に関する検討会（厚生労働省）
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-roudou.html?tid=379468
<< 戻る
