新着情報|犬山市の社会保険労務士事務所【髙木隆司社会保険労務士事務所】
電通事件で塩崎厚労相がコメント。厳正に対処の方針
- 2016.10.28
- 先日から大きく報道されている電通における長時間労働の問題に関して、塩崎厚生労働大臣が10/21の記者会見でコメントしています。
◆塩崎大臣会見概要(10/21)
http://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000140825.html
(記者)
電通における長時間労働の問題ですが、東京本社に立入調査に入って、今日で1週間です。過去に是正勧告が行われていたことが明らかになりましたが、今後、立入調査を受けて、どのような処分をすべきとお考えでしょうか。
(大臣)
電通については、過去にも業務に起因する自殺事案が発生した会社であるわけで、再び新人社員の飛び降り自殺が起きること自体、極めて遺憾だと思っております。御指摘のように、本社、支社、さらには地方の子会社などに調査に入っているわけで、労働時間管理の状況等をつぶさに調査しなければならないということで、調査に既に着手しています。個別事案でございますので、中身についてはコメントは差し控えたいと思いますが、調査の結果をしっかりと踏まえて、法律違反には厳正に対処しなければならないと考えております。
(記者)
電通の関連ですが、3年前にも社員が自殺ではなくて病気で亡くなったことが労災認定されましたけれども、過去にも自殺事案があって、また新たに病気で亡くなった方が発覚したということを受けて、改めて大臣の所感をお願いいたします。
(大臣)
先ほど申し上げたとおり、調査を広範にしているわけでありますので、しっかりと中身を見て、どういう対処があるのか、法律違反には厳正に対処していくということであります。いずれにしても、長時間労働が過剰な形で強いられて行われる、意に反する長時間労働を強いられるということは避けなければいけないわけで、今、「働き方改革実現会議」でこれから議論を深めるわけでありますけれども、その考え方自体は全く変わらないということであります。
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