新着情報|犬山市の社会保険労務士事務所【髙木隆司社会保険労務士事務所】
働き方改革の1つとして注目を集める「勤務間インターバル」~来年度からは助成金が創設される予定!
- 2016.12.30
- 12/15、自民党の「働き方改革に関する特命委員会」が中間報告を発表しました。
◆働き方改革に関する特命委員会 中間報告
https://www.jimin.jp/news/policy/133869.html
同一労働同一賃金などの非正規雇用の処遇改善、時間外労働の上限規制の在り方などの長時間労働の是正、女性の活躍など柔軟な働き方への環境整備などが盛り込まれていますが、長時間労働を規制する手段の1つとして注目を集めている勤務間インターバル(=その日の勤務終了時から翌日の勤務開始時までに一定時間(インターバル)を設けることにより強制的に休息時間を確保するもの)について、以下の記述がありました。
「勤務間インターバルについては、当面は、これを導入する中小企業への助成金の創設や好事例の周知を通じて、労使の自主的な取組を推進することにより、将来的に規制導入を進めていくための環境を整えていく。」
厚生労働省でも、来年度から「勤務間インターバルの導入促進のため、中小企業事業主に対して導入経費の一部を助成する制度を創設」する準備(省令の改正作業)を進めているようです。
【助成金の概要】
...職場意識改善助成金の1つとして創設予定
●助成概要
勤務間インターバルを導入する中小企業事業主に対し助成
●助成対象
就業規則等の作成・変更費用、研修費用、労務管理用機器等の導入・更新費用等
●成果目標
中小企業事業主が新規に勤務間インターバルを導入すること
●助成率、上限額
費用の3/4を助成、上限50万円
◆「労働者災害補償保険法施行規則の一部改正」の諮問と答申
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000144638.html
勤務間インターバルに関する今後の注目ポイントは、助成金の支給等にとどまらず法律による規制にまで踏み込むかどうかだと言えるでしょう。
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