新着情報|犬山市の社会保険労務士事務所【髙木隆司社会保険労務士事務所】
労災死傷者数が急増~平成30年6月の労災発生状況速報値
- 2018.06.24
- 厚生労働省が18日、「平成30年における労働災害発生状況について(6月速報)」を公表しました。
それによると、今年の労働災害の死亡者数は266人で前年同期比で62人減少(18.9%減)しているものの、死傷者数では39,900人で前年より2,675人増加(7.2%増)していることがわかりました。
業種別の労働災害発生状況の発生状況をみると、製造業8,996人(+439人、5.1%増)、建設業4,776人(+40人、0.8%増)、陸上貨物運送業5,172人(+395人、8.3%増)、第三次産業18,227人(+1,571人、9.4%増)と、いずれの業種でも増加しており、なかでも第三次産業での増加が際立っていることがわかります。
また、事故の型では、転倒が11,653人と最も多く、前年同期比でも2,186人(23.1%増)と、目立って増えていることがわかります。型別では、次いで墜落・転落が6,827人(+477人、7.5%増)となっています。
速報値の公表では、原因の分析などはされていませんが、人手不足が続くなか、過労や高齢の労働者が増えていることにも原因があるかもしれません。
従業員の健康や安全対策には一層の注意を払いましょう。
労働災害発生状況について
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei11/rousai-hassei/index.html
平成30年における労働災害発生状況について(6月速報)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei11/rousai-hassei/dl/18-06.pdf
平成30年 労働災害発生状況 (6月速報値)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei11/rousai-hassei/dl/s18-06.pdf
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