新着情報|犬山市の社会保険労務士事務所【髙木隆司社会保険労務士事務所】
外国人技能実習生の実習実施者に対する監督指導について
- 2019.08.17
- 厚生労働省は、8月8日、平成30年の外国人技能実習生の実習実施者に対する監督指導や送検等の状況について、公表しました。
概要は、次のとおりです。
≪平成30年の監督指導・送検の概要≫
●労働基準関係法令違反が認められた実習実施者の割合 70.4%
監督指導を実施した7,334事業場(実習実施者)のうち5,160事業場で、違反が認められた。
●違反事項が多かったもの
①労働時間 1,711件(23.3%)
②使用する機械に対して講ずべき措置などの安全基準 1,670件(22.8%)
③割増賃金の支払 1,083件(14.8%)
④就業規則 596件(8.1%)
⑤衛生基準 556件(7.6%)
●技能実習生からの労働基準関係法令違反是正を求める申告状況
①申告件数 103件
②申告内容の内訳
賃金・割増賃金の不払い 96件
最低賃金額未満 26件
解雇手続の不備 15件
●重大・悪質な労働基準関係法令違反による送検状況
①送検件数 19件
②違反内容の内訳
労働基準法・最低賃金法違反 14件
労働安全衛生法違反 5件
なお、8月13日付けで、下記の通知が新着通知として厚生労働省の法令等データベースに掲載されています。
●外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律の施行に伴う同法に基づく労働基準監督官の職権等について(基発1027第49号、開発1027第3号、平成29年10月27日)
●強制労働等技能実習生の人権侵害が疑われる事案に対する地方入国管理局及び外国人技能実習機構との合同監督・調査の実施について(基発1027第51号、平成29年10月27日)
● 「技能実習生の労働条件の確保について」の一部改正について(基発1027第52号、平成29年10月27日)
詳細は、下記リンク先にてご確認ください。
外国人技能実習生の実習実施者に対する平成30年の監督指導、送検等の状況を公表します
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_06106.html
外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律の施行に伴う同法に基づく労働基準監督官の職権等について
https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T190813K0040.pdf
強制労働等技能実習生の人権侵害が疑われる事案に対する地方入国管理局及び外国人技能実習機構との合同監督・調査の実施について
https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T190813K0050.pdf
「技能実習生の労働条件の確保について」の一部改正について
https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T190813K0060.pdf
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